私たちクックの責任は、すべての患者さんが本来受けられるはずの医療を受けられないという格差をなくすため、ヘルスケアビジネスにおける私たちの役割を果たすことです。ウェビナー、地域社会への参画、パートナーシップ、ボランティア活動などを通じて、すべての人がより医療を受けやすくなるように、私たちは自らの役割を果たすことに努めています。
私たちは、米国インディアナ州インディアナポリス北東部の38th StreetとSheridan Avenueにある、クックの新しい製造施設の近くに、2022年7月の完成をめざして新しい総合食料品店「Indy Fresh Market」を建設しています。この店舗は、住民に新たな雇用と将来の教育の機会だけでなく、地域から切望されていた食料調達の場を提供します。現在、この地域には数キロメートルにわたって食料品店がなく、多くの住民は車を所有していないため、近隣の地区外まで出かけることができません。すべての住民が食料品にアクセスできるようにするために、この店は米国政府の食料支援プログラムの殆どとFresh Bucks Indyのような地元のプログラムに対応する予定です。
新鮮な食料を手に入れることは、私たちの健康維持に欠かせません。そのアクセスがないと私たちの健康に悪影響を及ぼします。
有色人種や地方都市に住む人々は、医療へのアクセスや治療の質において、大きな憂慮すべき格差を経験しています。不公平と十分な医療の欠如の一例として、黒人とヒスパニック系患者さんにおける末梢動脈疾患(PAD)の高い割合が挙げられます。800万人以上のアメリカ人1がPADに罹患しています。PADを治療せずに放置すると、壊疽、糖尿病性足潰瘍、切断に至る可能性があります。Erasoらの研究2によると、PADは70歳以上の非ヒスパニック系黒人女性(25.3%)、慢性腎臓病の非ヒスパニック系黒人女性(21.7%)、70歳以上のメキシコ系アメリカ人男性(20.85%)で最も高い割合で発症しています。この問題や同様の問題にスポットライトを当てるため、クックは「Striving for Healthcare Equity」ウェビナーシリーズを開始しました。